令和2年度三陸観光プランナー養成塾(第1回)開催レポート★釜石市
~ 新型コロナの影響でアウトドアミーティングという新趣向の勉強会を企画し、トライしてみました ~
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こんにちは、イーティです。
6月18-19日に標記養成塾を開催し、三陸観光プランナー、観光関係事業者など約30人ほど参加しました。
おもな内容をレポートします。
〇今回の実施目的
第1回テーマ 「新型コロナ対策と新しい三陸体験プログラム開発に向けて」
①新型コロナウィルスの三陸広域の影響や課題の把握
各三陸沿岸市町村のコロナ影響を共有し、三陸全体の状況をメンバーで把握する。
②アフターコロナの対策 未来の三陸アイディア出し
①での現状課題を踏まえ、今後の三陸で実践可能な観光アクティビティのアイディアを考える。
③コーディネーター:根浜シーサイドを活用したアウトドアプログラム (株)かまいしDMC 福田 学氏 (第2期観光プランナー)
本年4月からかまいしDMCに所属しキャンプ場管理担当となった福田氏による、地元食材を活用した食のコンテンツ、高付加価値をつける三陸の観光プログラム作りへ向けたアイディア出し及び検証を行う。
☆ほか養成塾内容:
— 前夜祭※希望者のみ / ランチ / 意見交換交流会など
〇おもな内容(イーティ的ざっくりご紹介):前夜祭
・キャンピングカーご紹介 / 夕食(ピザ作り体験・遠野ジンギスカン・大槌ジビエ等)/ 三陸観光P・大津氏による早朝シーカヤック体験会 など
・県庁から根浜シーサイドへの移動手段として、滝沢市の(株)ドゥプラン様よりレンタルしたキャンピングカーにて移動しました。
・キャンピングカーには、テレビ・冷蔵庫(小)・洗い場(小)・テーブル・ソファ(夜はベットに変化)・簡易ベッド等が備え付けてあり、キャンプのみならず、災害時等にも活用できるな~と感じました。約6~7名程度は車内で寝れるといった空間の使い方も良いですね。
車体が大きいので運転には少し注意が必要ですが、ご興味を持たれました方は下記までお問い合わせくださいませ☆
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お問合せ先:(株)ドゥプラン 吉田様 TEL:019-613-8851
https://do-plan.wixsite.com/do-plan
・到着後、キャンプ場のスタッフの皆様と一緒にテントを組み立て、前夜祭の準備を着々と進め、いよいよ前夜祭がスタート。根浜シーサイドに設置しているピザ窯を活用し、参加者全員でピザ作りを行いました。
・その後、ジンギスカン交流会に。参加者(MOMIJI:兼澤氏)から急きょご提供頂いた大槌ジビエ(鹿肉)の焼肉と、しゃぶしゃぶを初めて食べました。臭みの無い牛肉のような味覚と食感はビックリ!これは美味しいですよ(*^-^*)!!
通信販売で入手可能ですので、購入をご検討頂いている方はぜひこちらからどうぞ!!
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農産物通信販売サイト:ポケットマルシェ
https://poke-m.com/products?utf8=%E2%9C%93&words=MOMIJI
・翌朝は、三陸観光プランナーの大津氏プレゼンツによる、シーカヤックお試し体験会(希望者のみ)を根浜海岸沿いで実施しました。
・見てるだけでいいの、皆のカヤック姿を見られるだけでいいのっ・・・と私は当初遠慮がちに見ていたのですが、やっぱりせっかくの機会でしょ、体験してみないとね!と皆から背中を押され、ついにやってみることに・・!!
・大丈夫かな~生きて帰れるかな~wwなんて、ドキドキしながら船をこぎこぎ・・・。すると少し漕いだだけで、とても簡単に船が進むことに驚きました。方向転換するときはちょっとコツがいりますが、講師からアドバイスもらえるので大丈夫です。とても気持ち良い体験をさせて頂きました。
〇養成塾当日
・挨拶・趣旨説明 / 地域資源活用について /
‐コロナ禍における状況について[プレゼンター:(株)かまいしDMC 佐藤・福田氏]
‐観光ポータルサイト“さんりく旅しるべ”紹介[プレゼンター:イーティ]
・北田観光Pより開会の挨拶のあと、(株)かまいしDMCからは、根浜シーサイドキャンプ場のご案内を頂きました。近い将来ここの場所にドッグランもあわせて整備し、敷地内の畑にはジュンサイを植え収穫体験も展開する計画もあり、海も山も楽しめる持続可能な観光を目指していくそうです。
・私からは、三陸観光ポータルサイト「さんりく旅しるべ」の概要について、配布資料を元に簡単な説明を行いました。ただいま掲載記事を大募集中です!皆様の近くにいる、掲載したい三陸人・お土産品・飲食店情報ありましたら、お気軽に当職まで教えてくださいませ(^◇^)
・各地域の現状・活動報告 / 各プランナー
・1人2~3分で参加者より、最近のコロナ禍による自身の業務への影響や、それへの対応、又新たに検討していることなどを話して頂きました。対外的なセールスができなくなった分、地域の人と新たな関係性を生み出すことにシフトした、といったように、いったん今は地域を見つめなおす活動に取り組む人も増えてきたようです。
・その後北田観光Pから、釜石DMCよりご紹介頂いた使い捨ての木皿について説明いたしました。このお皿は釜石市地域おこし協力隊で活動中の境さんが、尾崎半島林野火災で犠牲になったスギの木を活用し、作っているものです。1枚100円で販売し、BBQ等に使用ができ、終了後はそのまま炭の中に捨てることが可能な仕組みで、これこそまさに!SDGSでないでしょうかww しかし、使い捨てにしてはちゃんとしているので(クオリティが高くもったいないので)、お土産品として購入してた方もいらっしゃいました。
・ランチミーティング/プレゼン/かまいしDMC 地域連携食材プラン提案
・さあ、参加者皆お待ちかねのランチタイムです。遠野あんべから取り寄せたラム肉をふんだんに使用したジンギスカンの他、魚介類では地元釜石のみりん干しやイカ、牡蠣(※この日は貝毒の影響で陸前高田等から取り寄せたものになりましたが)、塩ウニの握り飯のほか、釜石DMCがこれから売り出したいメニューの「うにしゃぶ」が振る舞われました。
・「うにしゃぶ」スープの出汁は、焼きうにや貝のだし汁、生クリームなどが材料の、魚介の旨味がぎゅっと詰まったコクがある洋風な味でした。。見た目もお洒落ですよね♪これに合うしゃぶしゃぶの具材は、白身魚の刺身が合うそうで、、、頂いてみたら、とたんに小洒落たレストランにワープしちゃった気分になりました(キャンプ場で味わえるとはww)。残ったスープにごはんを溶かして、簡単雑炊も試してみましたが、これまたなかなか美味しかったです!商品化が待ち遠しい!!
・アフターコロナ 三陸の今後について 全国の取り組み事例/支援メニュー紹介
・お腹いっぱいになった後は、いよいよ後半戦!北田観光Pからはおもに以下のお話をさせて頂きました。
・6月19日に岩手県知事が「いわての新しい観光宣言」を行なった。感染対策をしっかりとりつつ新しい取り組みを行う、いわての良さを県内・県外の皆さんと共有したい、とのお話があった。
・三陸はインバウンドへの依存率が少ないので、国内観光客が重要。今まで以上に国内客へ目を向け、お客様を大事にしてリピーターにつなげると共に、地域のコンテンツ磨き上げが重要だと思う。
・例えば、震災で繋がった方へメールを出す、姉妹都市や合宿などで来訪している方へ連絡するなど、人間関係をより深くすることも重要。海外の事例では、スイスでは登山鉄道で事故が発生し長期間に渡り受け入れできない時期があった時に、各観光事業者がお客様へ手紙を出した結果、お客様が戻ってきたという事例もある。
・安全・衛生・三密回避・健康がキーワードで、取り組みを可視化できるようにする必要がある。本日のプログラムが正にその事例。野外での会議も可能。BBQは地元の食材を提供し、ソーシャルディスタンス等に気を付けつつ、安心して楽しむことができるコンテンツのひとつだ。教育旅行では民泊が軒並みキャンセルとなってしまったが、世界的に民泊の需要が高まっており、そこについてもチャンスを逃さないように、再度新しい生活様式をベースに構築し直した岩手らしい「民泊」を考える必要がありそうだ(貸切、少人数制がキーワード)。
・アフターコロナの三陸に必要なことを考えよう ワークショップ:4グループ分け
・それから参加者を4つのグループにわけ、ワークショップを行いました。
・主なアイデアとして上がった声は、おもに以下の通りでした。
-オンラインを活用し、旅行商品を作る事業者を支援しよう
-観光施設の安全基準的なモデルを県で作成しよう
-コロナで時間が出来たので、地域との心地よい関係性作りに取り組むのも大事ではないか
-地域ごとではなく、三陸全体として大きな動きがとれるような体制について行政やDMOにハンドリングを期待している
最後はお決まりの集合写真☆
皆様ありがとうございました!
令和2年度第1回養成塾は、おもに以上の内容にて実施いたしました。本年度も観光商品造成に向けた新しいコンテンツの発掘及び磨き上げに取り組んでいきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
お問い合わせ
令和2年度三陸観光プランナー養成塾(第1回)開催レポート★釜石市
- 公益財団法人さんりく基金三陸DMOセンター
- 住所:岩手県盛岡市内丸10-1 岩手県商工労働観光部 観光課内
- 電話番号:019-629-5572
- Email:info@sanriku-travel.jp
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