三鉄ガイドサポーターズ研修会 視察フォトレポート

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こんにちは。三陸DMO@イーティです。

先日、三陸鉄道(株)で行われた「三鉄ガイドサポーターズ」研修会に参加してきました。

この事業は、地域で活動する“震災語り部”等を「三鉄ガイドサポーターズ」として育成するため、民放アナウンサーからの語り方・伝え方研修を含む実車研修会を全3回実施するというものです。※観光庁で選択された事業の一環です

当センターでは本サポーターの募集支援を行っており、最終日での実車研修について視察をさせていただきました。

その内容を以下のフォトレポートにまとめましたので、ぜひご覧ください。

  

本番では、車両の前後に大きなモニターと、客席テーブルに1つずつタブレットが設置され、進行役を務めるガイドが持つタブレットと、画面を共有する形での実証実験となりました。

 

ガイドは岩手朝日テレビの山田理アナウンサーにご担当いただきました。初めに発声の基本について教えてくださった後、

「3.11当時テレビ局では何が起きていたのか」と題し、震災発生当時の報道局の様子、自身の思いなどを語っていただきました。

震災以降は、海沿いでの取材を行う際には、必ず海がどこまで近いのかを確認し、逃げるにはどこに行けばいいのか、

といった点を考えるようになった、とのこと。

グーグルでの地図を大いに活用してほしい、と呼びかけておりました。

海や山といった、自然豊かな場所に行くということは、危険もつねに隣り合わせということを忘れてはいけませんね・・・。

 

 

  

  

発災当時、宮古にいたカメラマンからも話を聞くことができました。いのちからがら逃げられた、という話は本当にショッキングで、

リアルでした。報道関係の方は地震の際、一般的に水門を撮ることが決められているそうですが、2011年の震災時の経験を得てからは、これにこだわるのはやめよう、といった雰囲気になったそう。

撮っている時間あるなら早く逃げなさい、ということのようです。

 

その後、三鉄の橋上氏にガイドをバトンタッチし、タブレットの使い方等をサポーターに教えておりました。途中、Wi-Fiが切れた場所もありましたが、これは検証事業であり、本番までの改善材料が見つかっただけでも収穫がありました。

大きなモニターを見ながら、というのは情景がリアルに伝わってきます。人がフリップをもってご案内するのよりも、視覚的なわかりやすさがあり、とても良い取り組みだと思いました。

 

今回の研修会での改善点等をまとめ、本番でもしっかり運行できるように応援していきたいと思います!!

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三鉄ガイドサポーターズ研修会 視察フォトレポート

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