令和3年度三陸観光プランナー養成塾(第2回)開催レポート★宮城県

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こんにちは、イーティです。

12月9-10日に本年度の第二回養成塾を開催し、三陸観光プランナーなどおよそ約20人が参加しました。今回は宮城県での研修となりました。

おもな内容をレポートします。

〇今回の実施目的
第2回テーマ 「三陸道を活用した地域連携」

※宮城県岩沼市、名取市、東松島市、石巻市、気仙沼市等を訪問させていただきました。

※全行程のなかから、3ヶ所についてご紹介します。

①仙台空港視察 /取締役 岡崎克彦氏講演
②岩手宮城連携 / 講師 旅エール 代表取締役 酒井陽介氏
③KIBOTCHA内施設見学

〇おもな内容(イーティ的ざっくりご紹介)
①仙台空港視察 /取締役 岡崎克彦氏講演

・仙台空港では、岡崎取締役から空港内の震災展示場所をご案内いただき、そのあとご講演いただきました。

・この場所は震災時に旅客機が飛んでいなかったのがラッキーで、1名も被害者は出なかったとのこと。2016年に、震災からの復興と更なる経済活性化を目指し、国の管理空港として初めて民営化したそうです。

・最近の取り組みとしては、空港運用時間の延長、利用者へのサービス拡充(新店舗オープン、イベント催事の充実)等があげられます。訪問時は国際線の動きが静かな中、物販スペースで韓国フェア等を実施中で、そういった「いまできること」で空港を盛り上げていこうという雰囲気が感じられました。

(左)漫画「AKIRA」の作者、大友克洋さんが原画を描いた壁画。迫力がありました!

(右)自転車を預けられるロッカーが常備されていました。

②岩手宮城連携 / 講師 旅エール 代表取締役 酒井陽介氏

・KIBOTCHA内会議室にて、宮城県仙台市内で旅行会社(株)旅エールを営む酒井氏から、自身の経験をもとにした旅行企画の組み立て方、仕事に対する思い、顧客からの声などをお話いただきました。

・自社企画商品を「おむすびツアー」と名づけ、顧客ターゲット層である“60代シニア女性・1人参加”の方に 、同じく1人参加で旅する仲間との「温かい結び(交流)」が生まれるような運営を心がけているとのこと。

・実際に顧客満足度が高く、多くのリピーターを獲得していらっしゃるようです。酒井さんの仕事に向き合う誠実な姿勢、良い旅行商品を作りそれに見合った価格で販売するという思いに触れ、皆大いに刺激を受けました。アンケートの感想も、大好評でした。

お互いのお仕事にも結び付きそうな予感がしますよ・・!乞うご期待!!

③KIBOTCHA内施設見学

・KIBOTCHA(キボッチャ)では、運営団体・貴凛庁株式会社の笹川氏に施設まわりについて説明いただきました。

・ちなみにこちらの施設は、廃校が決まっていた野蒜(のびる)小学校を改装し、泊まりながら防災や生き抜く知恵を学べる場として活用しています。キボッチャの施設名は、「希望」・「防災」・「フューチャー」の3つの言葉をかけあわせて作られた造語とのことで、単なる伝承施設としての活用よりも、未来に備えるため、今何ができるか?というテーマに次第に運営方針を変化させたとのこと。

・現在サンドアートがある場所は、震災時に遺体安置所となった体育館でありました。取り壊し後は地域の方が寄り付かない場所でありましたが、現在地域おこし協力隊で活動するサンドアーティストの保坂氏が、ここにサンドアートを制作し、この「負」の場所を足を踏み入れる場所へと変えたことで、地元の人から感謝されるようになったそうです。

・ほか、BBQスペースに使用している廃材の竹は、古くなるとBBQの火起こし用の炭として活用し、その後野菜作りの肥料になり、最後は食べ物として人の口に入る流れになっている、とのことで、運営側の「震災から学び、前を向くにあたってSDGsがある」との思いが込められ、無理なくSDGsについて理解が深まる場所になっています。

<集合写真パチリ★>

令和3年度第2回養成塾は、おもに以上の内容にて実施いたしました。次回2月の養成塾では、プランナーさんが温めているプランを発表して頂きます。皆さん、頑張ってください!!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

次回養成塾のレポートも、お楽しみに♪

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