令和2年度三陸観光プランナー養成塾(第2回)開催レポート★大船渡市
~ 大船渡の「山遊び」コンテンツ、穫る、作る、登る!の可能性を探ってきました ~
- 大船渡市
- 自然
- 食
- 山
- 歴史文化
- 三陸ジオパーク
こんにちは、イーティです。
7月15日に標記養成塾を開催し、三陸観光プランナー、観光関係事業者など約20人ほど参加しました。
おもな内容をレポートします。
〇今回の実施目的
第1回テーマ 「新型コロナ対策と新しい三陸体験プログラム開発に向けて」
企画コーディネーター:プロヴォ・イザベル氏(第4期観光プランナー)
①三陸鉄道を起点とした観光農園(大野ブルーベリー園)の活用
三鉄吉浜駅から車で5分程度の場所にある農園。収穫したブルーベリーを使って、その後に予定している郷土料理のなべ焼き作り体験にも活用し、ツアー客受入体制の磨き上げを行う。
②ジオパーク歴史探訪 今出山金山跡をたどる
外国人目線からみた、地域資源の可能性を探る。
③参加者による意見交換及び課題改善フィードバック
参加者で現状課題を踏まえ、今後実践できるアイディアを企画者にフィードバックする。
〇おもな内容
・ 集合/顔合わせ 〔挨拶:北田観光P、プロヴォ・イザベル氏〕
・三陸鉄道吉浜駅で集合。いよいよ待ちに待った大船渡企画の始まりです。久々に吉浜駅に入ってひとつ残念だったのは、駅構内に飾っていた志村けんさんの等身大パネルが片付けられていたこと。まあ、これは遠くから人呼んじゃうから~、、人気があるって今は罪なのね。。見たかったです。。コロナ落ち着いたら、また飾ってくださいね。
・ブルーベリー狩り体験 (大野ブルーベリー農園)
・駅からは各自の車で乗り合わせて、大野ブルーベリー農園へ。大野ブルーベリー園は観光客の受け入れを積極的にしておらず、大船渡市民も知らない場所なそうです。オーナーも残念ながら所用で不在ということで・・・ブルーベリーの種類教えてくださいよ、、と少しさみしかったのですがww この気合いの入ってない感じ、岩手らしいと感じたのは私だけだろうか・・・。
・参加者1 人につきプラカップ1つを提供頂きました。カップ半分くらいまでの量を目安に、自由に収穫したり食べても良いとのことで、各自農園内を歩き回り、収穫作業およびつまみ食いを行いました。木によってブルーベリーの甘さや酸っぱさの差があり、ブルーベリーにも種類があるんだなと粒の1つ1つを味わいながら、奥深さがあることを知りました。
最後に集合写真パチリ☆
・ランチ(地元食材を利用したお弁当)
・収穫体験終了後は、農園から甫嶺(ほれい)地域防災コミュニティセンターに車で移動。この場所は三鉄甫嶺(ほれい)駅から徒歩2分のところにあり、利便性が良い場所です。ランチは、民宿嘉宝荘で作られた仕出し弁当でした。中身は、うに混ぜご飯、ほたて焼、鮑の和え物、などが入っていました。今回は全体的に大船渡の山遊びがテーマですが、食べ物で「大船渡の海」を感じることができました☆山の素材ももっと入ってたら嬉しかったのですが、それはまた今度のお楽しみにしましょう♪(←食いしん坊w)
・又昼食時間には、自然と塾生からの活動内容の紹介がなされるなど、積極的な塾生同士の交流の場ともなっていました。
・廃校した甫嶺小学校の再利用についての講話 〔講師:清水和也氏〕
・ランチでお腹いっぱいのあとは、甫嶺地域活性化へのヒントとして清水氏より講話を頂きました。以下、要旨です。
・2019 年に旧甫嶺小学校跡地に、幼児や小学生を対象に、ランバイクやBMX(自転車競技)を学び楽しめるスクール「TXF(ティーエックスエフ)」を移住した若者2 名で立ち上げ、利用頂いている親御様にも支持を得ている。そのため、ここを起点にもっと誘客の仕掛けを作るべく、地域の2つの自治体の自治会長等が発起人となり、地域会社「株式会社三陸アクティブ」を設立予定としている。現在は小学校を宿泊施設にするための改修を進めているところで、完成した後、施設の館長に就任する予定だ。この宿泊施設を起点に、体験アクティビティも増やして、多くの方に長時間地域内に滞在してもらえるような仕掛けを作っていきたいと考えている。
・イザベル氏は自身の地域おこし協力隊での活動経験から地元の人の人柄の良さを感じ取っているようで、地域の方は観光客を迎えることは初めてで経験がないかもしれないが、喜んでやってもらえると思う、と清水氏のお話に補足していました。
・今出山金山跡体験 〔案内人:清水和也氏〕
・講話の後は、参加者を2グループにわけて、なべ焼き体験と今出山金山体験を交互に行いました。まずは金山体験からご紹介しましょう。
・センターから車で5分くらいの場所、今出山金山跡坑道入口まで乗り合わせ乗車し集合。清水氏の案内で、金山跡坑道口までゆっくりと歩を進めていきます。
・林の中に、ぽつぽつと 「精錬所跡」・「映画館跡」・「事務所跡」と刻まれた木の道標が建てられており、昔この場所は、金山採取により栄えた町であったことが想像できました。又清水氏が持参していたタブレットには、昔の町の様子がわかる写真が収められており、各道標の場所毎に紹介を頂いたのでよりイメージができました。本当に昔はここで人々が金を採掘し、町としてにぎわっていたのか~、、と今は面影のない林の繁みをまじまじと見ながら、長い時を経ての「この場所」がある、といったことを感じました。金属のある場所に好んで生える植物「ヘビノネゴザ」についての説明も、興味深かったです。
・それにしても坑道入口までの道は大変険しく、足元も悪かったので、注意が必要でした。坑道内はコウモリが飛び回り、足元は水浸し、暗がりで電灯をつけて歩くといった感じで、アドベンチャー感は凄かったです。
・まるで浮世なこの場所にいてまでもコウモリに遭遇してしまい、どこにいてもコロナ禍の世間を忘れることはできないんだなwwとしみじみ・・・。(※コロナウイルスはコウモリ由来と噂されています><)
・ブルーベリー使用郷土菓子なべ焼き作り体験 〔講師:甫嶺女性部3名〕
・さて、もう一つの午後のアクティビティ、なべ焼き体験のご紹介をしましょう。なべ焼きとは、鉄鍋で作るモチモチした生地が特徴の郷土菓子(おやつ)のことで、主に大船渡市地域で作られています。
・今回は甫嶺女性部の女性3 名が講師になって、作り方を丁寧に教えて頂きました。薄力粉に玉砂糖を入れ、水で溶いた液体生地を、ホットプレートに約4枚分広げ、午前中収穫したブルーベリーをのせて焼きあげました。すっごい簡単でした!
・食べてみるとブルーベリーの粒感と酸っぱさが、モチモチな生地にマッチして、とても美味しく頂きました。クレープと御餅を足して2で割ったような、薄いんだけどモチモチ食感の生地具合(イメージつくかな~??)が、特徴的でした。
・具は色々とアレンジが可能で、フルーツをのせるとお菓子っぽくなって、海鮮をのせるとチヂミに近い料理になりそうwwなんて思いました。
・意見交換 / 集合写真
・すべての行程を終了し、最後に意見交換の時間を設けました。後ほどまとめて、体験コンテンツ提供者に情報共有し、改善点を洗い出しより良いコンテンツとなるようサポートしていきたいと思います。
最後に集合写真パチリ☆
参加者のみなさま、ありがとうございました(^^)/
令和2年度第2回養成塾は、以上の内容にて実施いたしました。
第3回目は、8月下旬に野田村でのアクティビティを予定しています。終了後には、またレポートしたいと思います!
それでは、今後ともよろしくお願いします。
お問い合わせ
令和2年度三陸観光プランナー養成塾(第2回)開催レポート★大船渡市
- 公益財団法人さんりく基金三陸DMOセンター
- 住所:岩手県盛岡市内丸10-1 岩手県商工労働観光部 観光・プロモーション室内
- 電話番号:019-629-5572
- Email:info@sanriku-travel.jp