留学生モニターツアー2019in気仙取材レポート!
- 住田町
- 大船渡市
- 陸前高田市
- 食
- 震災学習
2019年11月9日~10日の2日間で留学生モニターツアーを実施いたしました。本モニターツアーは「岩手銀行・岩手県観光協会・三陸DMOセンター」の3事業者協働で、毎年岩手県内の大学へ留学している学生を対象に行っているもので、今年は大船渡市・陸前高田市・住田町の気仙地区3市町の魅力発見に繋げるツアーを実施しました。
プログラム1 三陸魚捌き体験
会場 大船渡鮮魚シタボ
村上さんご夫妻のお出迎え。この後参加者は村上さんを師匠(シショウ)と呼ぶ事になります。
「捌いてみたい魚を選んで!」と師匠からの一言で
かごの中を覗くと、見慣れぬ魚たち・・・・
初めて見る魚に、参加者は恐る恐る手に取り始めました。
赤い色をした「ほうぼう」、イカ、舌平目、サバ、アナゴ等を一人ずつ選び、包丁の使い方を師匠から教えていただきながら捌き体験スタート!
初めて包丁を握った人もいましたが、皆楽しみながら上手に捌いていました!
捌いた魚たちはBBQ台で焼いて食べます。
捌きたて、焼きたての海鮮は美味しい!捌いた魚の他に、ホタテ、カキも!こんなに頂いていいんでしょうか・・・
一番盛り上がったのが寿司握り体験!
マグロ、イカなど獲れたてのお刺身を自分で握る体験♪
捌きたてのお刺身をその場で握るのは特別感がありますね!
店主の村上さんも段々盛り上がり、奥の冷蔵庫からマグロの美味しい部位も更にだしてきて極上の握りを体験することができました!
お腹が満たされ満足〜 鮮魚シタボの村上さんご夫妻の人柄もまた素晴らしい!
最後に奥さんが自身の津波体験を当時の写真と比較しながら、わかりやすく説明頂きました。
プログラム2 大船渡碁石穴通船乗船体験
続いて碁石浜のサッパ船で大船渡の景勝地碁石海岸穴通磯を巡る体験へ。
通れば幸せになるという穴通磯の狭い穴を通り抜ける!
船長さんの腕の見せ所
船の上はこんな感じです。
船長さんたちと記念写真!サッパ船を操る巧な技でダイナミックな船旅を楽しめました。
プログラム3 高田松原津波復興祈念公園/東日本大震災津波伝承館いわてTSUNAMIメモリアル
2019年9月22日にオープンしたばかりですが、この日も多くの方が訪れていました。最初に広田湾を望む献花台と奇跡の一本松へ。
奇跡の一本松
中国語、英語、日本語解説員のガイドと一緒に見学。
今回参加した留学生は東日本大震災発生時は小学生で、ほとんどが震災を知らない世代でしたが、
改めて震災を知り学びになったとのこと。母国に是非伝えたいと言ってくれました。
宿泊は陸前高田キャピタルホテル1000へ。当日の感想を含め意見交換を行ないました。
2日目プログラム
住田町街歩きガイド
天気にも恵まれ、住田町世田米地区の街歩きを体験!
住田町は古くからの宿場町で蔵が数多く残る街並みです。まずは市内を流れる気仙川にかかる昭和橋を渡り街中へ。
蔵は個人所有が多く、現在ではコンサートなども開催する蔵があるとか。
カフェ、飲食店等で活用されているまちや世田米駅も興味深々。
昼食は町内で育てているアリスポークを使用した香味焼き。柔らかく食べやすいお肉で皆満足!
プログラム4 住田こんにゃく作り体験
住田に伝わる郷土料理のこんにゃく。
地元の及川さんが講師となり教えていただきました!
留学生のみなさんは実はこんにゃくの存在を知らない事が発覚。おでんもまだ食べた事が無いとのこと。
でも講師の及川さんをお手本に作り方は見様見真似で簡単!
そして7種の食材も合わせたカラフルなこんにゃくにも挑戦となりました。
固まってきたあとは、団子状に丸めていきます。
こんにゃく完成〜 団子状だけでなく自分の国の形に挑戦した人など様々!
色とりどりのこんにゃくとなりました♫
完成したこんにゃくは各自お土産として持ち帰り。
岩手三陸へ初めてきた留学生のみなさんはこれから岩手の地で学びます。本ツアーを通じて様々な三陸の地域資源がある事も実感して頂きました。継続した交流に発展していくように今後も取り組んで参ります。
【レポート 三陸DMOセンター 北田】