【モデルコース14】復興ツーリズム「企業研修実例紹介・企業研修モデルコース②危機管理」

復興ツーリズムモデルコース14(宿泊コース9)~貸切バス等利用~

  • 久慈市
  • 田野畑村
  • 岩泉町
  • 宮古市
  • 震災学習

(1)実施内容

  • 実施日:2014年2月(2泊3日)
  • 参加人数:約30名
  • 参加団体:全国の都道府県・市町村の東京事務所(7団体)、関東地方の市町村(7団体)、消防関係(4団体)
  • 企画:いわて復興ツーリズム推進協議会
  • 手配・企画:株式会社岩手県北観光(現、みちのりトラベル東北)

 


 

(2)日程

 1日目

<移動>

東京駅→(東北新幹線)→盛岡駅→盛岡市内ホテル泊

 


 

2日目

<朝食>

盛岡市内ホテル

<移動>

盛岡市内→(貸切バス)→宮古市内

 <昼食>

浄土ヶ浜レストハウス

 <研修1>

「学ぶ防災」

 [86KB]

(1)講話

一般社団法人宮古観光文化交流協会学ぶ防災ご担当様 

(2)テーマ

命を守るのは、巨大防潮堤ではなく、自分自身を信じること・行動原則を信じること。

(3)ポイント

人は、目に見える数字や構造、仕組みを信じてしまう。ここでは、人が陥ってしまうとらわれや、皆が救われるには何が最も重要で、何を信じて行動すべきかを考えることができる。

(4)概要

「万里の長城」と呼ばれる田老の防潮堤は津波から街を守るだけではなく生活の一部にもなっていた。

しかし「これがあるから大丈夫」といった過信によって多くの方も犠牲になった…。

100回逃げて津波が来なくても101回目も必ず逃げよう。

自然災害には、絶対も終わりもない。

3階まで津波が襲ったたろう観光ホテル。

宮古市が震災遺構として保存することを決定した。

ご案内をしてくださった一般社団法人宮古観光文化交流協会学ぶ防災のガイドさんは、津波の状況だけではなく、地元を愛する町民の生き方や助け合うコミュニティの大切さ、津波ですべてを失ってもなお海に向かう漁師の誇りなど、震災で失ったものだけではなく震災によって得た大切なものを語ってくれた。

<研修2>

「震災から学び得た教訓とこれからの防災の在り方」

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(1)講話

前宮古市危機管理監様、現宮古地区消防本部消防課様

(2)テーマ

 未曾有の大災害時の対応として何が大切か…。横連携した新組織の指示系統を語る…。

(3)ポイント

震災時行政の緊急対応の現場にいた小笠原氏と、これまでには例を見ない自衛隊・消防・警察の災害対応の横連携の指揮官を務めた佐々木氏がそれぞれ当時の様子を振り返りながら、学びえたことを語る。

(4)概要

緊急時に一番必要なのは「情報」。ライフラインが遮断された状態で、ひたすら足で被災状況や避難状況を把握し、取りまとめた。

危機管理は常に「想定外」の状況に対応する能力が必要。

想定外の状況を想定するのが我々の役割と語ってくれた。

縦社会、マニュアルでの組織形態では緊急時の対応に遅れが生じる。

当時は市民第一を考えて行動したが、実際職員自身の体力や精神状態のケアが後手になってしまった。

 「自分を守れないで他人は守れない」この言葉に強い感銘を受けた。

<夕食>

浄土ヶ浜パークホテル(宿泊) 

 


 

3日目

<朝食>

浄土ヶ浜パークホテル

<移動>

宮古市内→(貸切バス)→岩泉町内

<研修3>

「岩泉町における震災復興現場の現実」

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(1)講話

岩泉町経済観光交流課様、小本地区自治会長様

(2)ポイント

本州一面積の広い町である岩泉町の小本地区は、壊滅的な被害を受けた。復興現場における当時の行政の対応を振り返るとともに復興に向かう住民が抱く苦悩や不安などの生の声を聞く。 

(3)概要

岩泉町建設の水門は大きな効果を発揮した。

また、震災以前より行政と地域住民との連携が深く、避難訓練においては小本地区では約8割くらいの町民が毎回訓練に参加していた。

あるツアー参加者の地区では、3~4割くらいしか集まらないとのこと。コミュニティの持つ意味とその大切さを痛感していた。

小本駅から街を眺めながら、あの時の避難の状況を自治会会長の長崎氏が語ってくれた。

実際使われた避難階段を登る。子どもやお年寄りが登りやすいよう段差が低くなっているのに気づく。

<移動>

岩泉町内→(貸切バス)→田野畑村内

<昼食>

北山崎レストハウス

<見学>

北山崎展望台

<研修4>

「震災を語り継ぐ地元企業の取り組み」

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(1)講話

三陸鉄道株式会社運転士様

(2)テーマ

震災学習列車(田野畑駅→久慈駅間)に乗車、被災地視察と企業の取り組み。

(3)ポイント

震災から3年。岩手は、東北は、日本はどう変わったのか。

被災地を走る小さな鉄道、三陸鉄道は地域住民のため、走り続けなければならない。この列車では自然の猛威、命の大切さ、人と人との繋がりなど次世代へ伝える役割を使命と感じ、走り続けます。

(4)概要

運転士の方の九死に一生を得る話は、まさに息をのむお話。一部駅や線路が流され、交通や市民の「足」に支障をきたした。

いち早く事業を再開するのが会社として地域にできる一番の復興と考え、動き出す。

2014年4月に全線開通になる三陸鉄道。

復興のシンボルとして、そしてこたつ列車やスイーツ列車など沿岸の観光の目玉としての一翼も担っている。

<移動>

久慈駅→(貸切バス)→盛岡駅→(東北新幹線)→東京駅

 


 

(3)参加者の感想

  • 来ると来ないとでは大違い。自分が思っていた以上の価値があった。状況やリアルな実践的な話が聞けた。
  • 単独の行政の話だけではなく、消防・自主防・民間企業など多角的なお話を聴けるのが有意義。
  • 通常の常務では得られない気づきが得られた。他の自治体の方との交流で、日常業務の参考になる意見をいただいた。
  • 語り部を聴いて質疑応答で終わる視察が多いが、こういう振り返りを行うことで、自分自身の再発見し、また他人の感覚や価値観を認識できる。有意義な時間であった。
  • 景勝地は一見で終わるが、人を資源にすればつながりとわくわく感が生まれてくるだろう。

 


 

いわて復興ツーリズム推進協議会

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住所: 〒020-0124 岩手県盛岡市厨川1-17-18(IGR厨川駅前)

電話番号: 019-641-8811(株式会社みちのりトラベル東北内)復興ツーリズム担当の宮城をご指名ください

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