令和3年度盛岡第三高等学校第一学年 総合探究授業同行レポート★釜石・根浜コース

  • 釜石市
  • 震災学習
  • 歴史文化

<プログラム提供者>

・釜石市スポーツ振興課 佐々 和憲 氏

・一般社団法人 根浜MIND : 代表理事 岩﨑 昭子 氏(浜べの料理宿 宝来館 女将)

・一般社団法人 根浜MIND : 廣田 一樹 氏(浜べの料理宿 宝来館 勤務)

・NPOおはこざき市民会議 : 理事長 佐藤 啓太 氏

 

<実施内容>

・釜石鵜住居復興スタジアム見学

・『未来に残す地域づくり』(「語り部:岩﨑女将」による講話)

・漁業体験

 

 

「盛岡第三高等学校一年生 三陸総合探究授業」の【釜石・根浜コース】に参加させていただきました!

本コースには、1年3組の41名が参加! この日の釜石は雨予報だったので、「雨天プログラム」に変更し実施されました。

 

◇釜石鵜住居復興スタジアム見学(釜石市スポーツ振興課 佐々 和憲 氏)

雨が降りそうで降らない空模様の中、予定通りバスが到着。生徒の皆さんに本日の研修スケジュールを簡単に説明した後、早速スタジアム内の《やぐら棟※》3階へ。この部屋は2019年のRWCの際、秋篠宮殿下が試合を観戦された場所だそうです。まさかのVIPルームにざわつく生徒たち…。

※・・・メインスタンド後ろ側にある建物のことです(写真 右上)

 

釜石鵜住居復興スタジアムについて、早速佐々さんからご説明がありました。

スタジアム内の座席やVIPルームに使われている木材は、2013年に同市・尾崎半島で発生した山林火災の被害木が100%使用されているとのこと。捨てずに活用はまさしくSDGsですね・・・。

コートの芝は「ハイブリッド天然芝」と呼ばれる工法が使われており、間にコルク破砕材+マイクロファイバーを混合したものを混ぜた層を挟むことで、芝の根としっかり絡み、スパイクなどによって捲れにくくメンテナンスが少なくて済むそうです。又排水性も高いので、大雨が降った後でも短時間でコートが使用できます。

有事の際には、グラウンドがヘリポートとして利用されるとのことで、地域の方々にとっても、安心感を与えてくれる場所になっているようです(津波災害の時を覗く)。

お話の後、サプライズプレゼントとして佐々さんからRWC特製ポロシャツが!5枚限定ということで、生徒たちの間でじゃんけん大会が開催されました(笑)自由見学の間は、屋外テラスからコートを眺めたり、部屋内に飾ってある各国の選手のサイン入りラグビーTシャツを撮影したり…と、それぞれに楽しんでいるようでしたよ♪

 

 

◇『未来に残す地域づくり』(「語り部:岩﨑女将」による講話)

会場を宝来館に移し、メイン講話である語り部女将・岩崎さんのお話を聞きました。避難ビルとしても指定されている宝来館。被災時の経験談も交え、根浜地区の地域づくりについてお話いただきました。

岩崎女将からは、震災語り部の内容から、現在のSDGsを意識した地域づくりまで、幅広くお話いただきました。「釜石の出来事」での、近隣小学校の子供たちの手を引いて率先避難した中学生たちのエピソードを通じ、教育によって命は救えるというお話は、本当にうなずくばかりです。。。

あわせて被災三原則としての言い伝えとして、「自分で自分を守れ」・「率先避難者になれ」・「想定外のことが必ず起こる」 についても、何度も伺っているお話ではありますが、改めて心にとどめておかねばならない、と感じました。

又これまで根浜の三高探究授業で実施した取組で、 根浜海岸を清掃した際に集められた松の枝や海藻、雑草などを利用しコンポスト(堆肥)を作り、実際に畑で使われているそうです。

総合学習授業を通じて、地域のためになっているという実感がある学びは、良いものですね~しみじみ思いました。

 

  

◇漁業体験(廣田 一樹 氏、佐藤 啓太 氏、他1名)

お昼を食べた後は、宝来館の庭で漁業体験です。2班に分かれて「ホタテの出荷体験」と「わかめの芯抜き体験」を行いました。

ホタテの出荷体験は、海から引き上げたばかりのホタテ貝の表面に付着した余分なもの(ホヤや謎の海藻など)を、専用の鉈などを用いてこそぎ落としていく作業です。(生きているものもあり、ビックリです!)

綺麗にしたものは、炭火で焼いて実食しました。

  

わかめの芯抜き体験は、茹でて塩をしただけのわかめ(塩蔵わかめ)から、ひらひらした葉の部分と芯を分けていく作業です(綺麗に素早く裂くにはコツがいるようでした)。

分けたわかめはお持ち帰りOK!ふとっぱらなお土産になりました(なんと2㎏分)!!!

 

一人の生徒から「このわかめ(2㎏)は味噌汁何食分ですか?」という質問が。佐藤さんが「え~…そうだな」とうなりながら「200食くらいですかね」と答え、生徒たちもびっくり!思わず私も、それはどうやって食べ切ればいいのかしら…と、生徒の親御さんたちに想いを馳せてしまいました(笑)

生徒たちは「わかめの芯抜き好きだわ~ずっとやっていられる」、「自分で食べると思うと、頑張って(貝を)綺麗にしたくなっちゃう…」等のコメントが聞こえてきて、和気あいあいとしながら楽しんで作業してた様子が伝わってきました♪

 

 

<まとめ>

釜石・根浜コースでは、SDGsだけでなく東日本大震災についても学びを深められたのではないかなと思います。

あいにくの天気で、晴天時のスケジュールで組まれていた「根浜海岸での活動」ができなかったことは残念でしたが、お昼時間に浜に降りてお弁当を広げていた生徒もいて、内陸住みの子供たちの思い出に、根浜の海が刻まれたのは素敵なご縁だな~としみじみ感じました。

ここ2年間はずっとコロナ禍でしたので、今回実地での学びができる状況になって本当に良かったです!

  

【ふるさと振興部 県北・沿岸振興室  いわて復興応援隊 及川】

お問い合わせ

令和3年度盛岡第三高等学校第一学年 総合探究授業同行レポート★釜石・根浜コース

  • 公益財団法人さんりく基金三陸DMOセンター
  • 住所: 岩手県盛岡市内丸10-1 岩手県商工労働観光部 観光・プロモーション室内
  • 電話番号: 019-629-5572

近隣のスポット