令和2年度盛岡第三高等学校一学年総合探究授業同行レポート★岩泉コース
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<プログラム提供者>
岩泉フォレストマーケティング(株) 松永 充信 氏(三陸観光プランナー)
<実施内容>
・薫製チップ工場視察 トーア木材(株)
・持続可能性のある森づくり
・タッチウッド体験 / 薫製チップ体験
<当日の様子>
秋晴れの中バスで岩泉町内にある最初の見学地、トーア木材株式会社へ到着。
ここでは薫製チップの工程を学びます。
トーア木材の事業として、創業時はリンゴ函の仕組み板の製材から始まり、徐々に関連する分野に広がって現在は製材パレット、チップ、バーク堆肥、オガ粉の生産、原木売りと幅広く行っていますが、薫製チップを加工している箇所は岩手県内でもごく少数とのこと。
次々と丸太が運ばれて、チップになる工程を生徒達は間近で感じていました。
次に場所を道の駅いわいずみに隣接する「ふれあいランド岩泉」に移し、
今回のメイン講師である岩泉フォレストマーケティング(株)松永さんからの講話です。
「岩泉町の森林は森林面積92,185ha、町の総面積に占める森林率は93%を誇る。わたしたちの生活に欠かせない空気や水をはぐくみ、木材やきのこ、木の実といった恵みを与えてくれるこの森林を持続的に管理していくことは、岩泉町に暮らす人にとって欠かせない」
「町内には、林業者や木材を利用する製材業等の事業者が多くあり、基幹産業としての林業を活性化させていくことは地域経済に大きく貢献する」
「2003年9月、岩泉町の森林はこのFSC森林認証を日本で13番目に取得し、これを機に町では森林管理の見直しや、認証林から産出された木材の積極的なPRに取り組み始めた。日本にある森林のうちFSC認証林は1.5%に留まっており、岩泉の森林はその貴重な森林のひとつと言える」といったことをお話頂き、岩手岩泉の森林の現状について改めて知る機会となりました。
昼食後は、体験へ。
最初の体験は 「タッチウッド」。
イギリスでは古くから「良いことが続きますように」と願いを込めて「touch wood」と言いながら木製のものに触る風習があるそうです。
今回は岩泉町内の木のうち 栓セン(針桐ハリギリ)、栗(クリ)、欅(ケヤキ)の3種を使用し、紙やすりで自分ならではのタッチウッドを製作をしました。
紙やすりで削るだけなので
初心者でも簡単に作業が出来ます♪
次の体験は燻製チップ。
サクラ、ナラの2種の燻製チップを使用して食べ比べ。
簡易にできる燻製として使い捨てのアルミ鍋を使用し、網を覆うようにして、今回はチーズ、ソーセージで薫製にトライ!
初めてその場で薫製したチーズ、ソーセージを食べた生徒達も多く、楽しみながらチップの活用について学んだ様子。
岩泉町のイメージは龍泉洞という方が多いと思いますが、
龍泉洞以外に多くの資源があり、SDGsに繋がる取り組み等もあります。
是非岩泉町に足を運んでみてください!
【レポート:三陸DMOセンター 観光プロデューサー 北田 】
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