令和元年度三陸観光プランナー養成塾(第3回)開催レポート★遠野市・住田町
~ 遠野の伝統とビールを味わいながら、住田で雪遊びを体験しました ~
- その他
こんにちは、イーティです。
先月2月27-28日に標記養成塾を開催し、三陸観光プランナー、観光関係事業者など約15人ほど参加しました。
おもな内容をレポートします。
〇今回の実施目的
第3回テーマ 地域連携と「冬の三陸体験プログラム」
コーディネーター: 堀内朋子(第一期三陸観光プランナー)
体験内容:道の駅遠野風の丘の活用について説明、昔話語り部訪日客向けプログラム体験
2020年度に全面リニューアルを予定している道の駅風の丘を活用した三陸地域の情報発信について考える機会とし、伝承園ではインバウンド向けに開発した語り部の多言語表示を体験し、他地域の語り部プログラムへの活用を検証してみます。
コーディネーター: 美浦純子( 遠野市地域おこし協力隊 )、山田氏、浅井氏(BEER EXPERIENCE株式会社)
体験内容:地域を巻き込むツアーガイドと地域づくり、 遠野ナイトホッピングツアー
三陸と隣接する遠野市でビアツーリズムガイドを行っています。地域資源を活用したナイトタイムエコノミーガイドの検証及び、ガイド業への課題や可能性等について意見交換の場とします。
コーディネーター:金野正史(第二期三陸観光プランナー)
体験内容: メイプルスノーハイク
三陸の冬のアクティビティとして今回初めてのエントリー。第二期観光プランナーである金野氏が、種山高原の活用としてメイプルシロップの採取とスノーアクティビティを企画検証します。
☆ほか養成塾内容:
—美浦氏の実践報告/意見交換交流会など
〇おもな内容(イーティ的ざっくりご紹介):
・道の駅遠野風の丘の活用について [案内人:遠野ふるさと公社 堀内朋子氏]
・遠野風の丘にて集合し、遠野ふるさと公社スタッフの堀内さんが館内をご案内してくださりました。館内でのお楽しみのひとつが、「多田自然農場」のジェラートです。私自身も何回か休憩時に頂いたことがありますが、絶品ですよ。ここは年中営業しており、いつでも味わえるのがいいんですよね。
・館内の売店もご案内頂きました。ある参加者からは、「遠野市の特産品としてお勧めはどの商品ですか?」との質問があり、堀内氏は、遠野ビール、わさびふりかけ、多田農場の乳製品等を挙げていらっしゃいました。遠野市は、ビールの原料であるホップの生産量が全国で第一位のほか、葉わさびの収穫量も東北一なんです。おらほのまち自慢には事欠かない、遠野市のポテンシャルは大きいなと思いました。
・昔話語り部訪日客向けプログラム体験 [講師:上記同じ、伝承園支配人 菊池氏]
・それから伝承園に移動し、伝承園支配人の菊池様に館内をご案内頂くとともに、昔話語り部訪日客向けプログラム体験を行いました。語り部内容はオシラサマに関するもので、横のスクリーンに語り部さんが話した内容の英語表記が映されており、インバウンドのお客様へ理解を深めて頂くための対応を行いました。語り部が話す内容ごとに、スクリーンの表記も都度都度変わる形となっていました。
・その後、オシラ堂の見学と希望者による願掛け等を行いました。参加者の誰かは「コロナ撲滅」を願ってました。本当に、オシラサマよ、早く叶えてくれたまえと願うばかりです。
・ビアツーリズムガイドと歩く遠野ナイトホッピングツアー体験 (ガイド担当 / Aチーム:山田・浅井氏、 Bチーム:美浦氏)
・参加者をAチーム(山田・浅井氏)、Bチーム(美浦氏)に振り分け、ナイトホッピングツアースタート。イーティはAチームに参加しました。伺った店舗は「遠野醸造」・「DAKKE」・「アサクラ酒店」の3店舗。
・遠野醸造では、自家製クラフトビール2種、おつまみにソーセージ3種盛りセット、どべっこポテトサラダ、パドロンの素揚げを提供頂きました。店内に醸造タンクを有しているため、ビールは作りたてが飲めて、フルーティでとても美味しかった!お店の雰囲気もお洒落で良かったです。写真撮影用の手持ち看板等の準備がお店にあったのも、さすがだなと感じました。
・次に入ったDAKKEは串揚げのお店です。ジンギスカン(ラム肉)の串揚げ、郷土菓子で有名な「明けがらす」の串揚げ等を頂きました。ジンギスカン(ラム肉)の串揚げは初めて食べましたが、ラム臭さがなくあっさりしていて、もう数本食べられるのではないかと思いました!「明けがらす」の串揚げは、食べたとたんお菓子の甘さが口いっぱい広がり、新しい食感だと感じました。なんか、西和賀のお菓子「ビスケットの天ぷら」に似ていたかも。
・最後はアサクラ酒店で、Aチーム・Bチームが顔合わせし、合同で遠野のお酒試飲会&みのむしなんばん(漬物)、大根の漬物、燻製豆腐を頂きました。店主のアサクラさんが熱心にお酒の説明をして下さり、興味が高まった時点で試飲が出来て、もっと飲みたくなったら店内で購入できる仕組みになっていて、よく考えられたプランだと感心しました。地ビールの他、地元上閉伊酒造さんの日本酒まで飲めるとは思ってなかったので、お酒が好きな人には贅沢な内容でした。
・ちなみにBチームの訪問先は、「炭火焼語りべ」・「遠野醸造」。「炭火焼語りべ」では、ジンギスカンのたたき、三陸ホタテを使ったバター焼き、ズモナビール等が提供されたそうです。
・集合写真パチリ☆
・冬の体験プログラムメイプルスノーハイク[講師:PuuStation 金野正史氏(元住田町地域おこし協力隊/第2期三陸観光プランナー)]
・初めに金野氏から配布資料を頂き、実施ルートについて説明を受けました。(種山ヶ原森林公園散策ガイドマップ・動物の足跡)
・いよいよスノーシューの開始です。スノーシューを履いているお陰で、雪の中に体重が沈むことなく、スムーズに歩くことが出来ました。道の途中で、ウサギや動物等の足跡に出会ったり、樹木から採れたての樹液を頂いたり、金野氏が用意した樹液を煮詰めた熱湯で、コーヒーや紅茶を入れて頂きました。樹液はほんのりした甘味がありましたが、さっぱりしていました。又、樹液採取のお試し体験も行いました(1名のみ)。
・ハンモックもご用意頂きましたが、体重重すぎて?引っ掛けひもがほどけてしまいました・・!Yさん残念な結果に。雪の中でハンモックはあえなく幻と消え去りました・・。上手くいけば、かなり気持ちいい体験になりそう!
・終了後は遊林ランド種山で、樹液の煮詰め作業を行い、お手製住田町産メイプルシロップが完成しました。参加者にはマシュマロを配り、それにシロップをつけて味見しました。
令和元年度第3回養成塾は、おもに以上の内容にて実施いたしました。
本年度はこれにて終了です。
次年度も継続して、観光商品造成に向けた新しいコンテンツの発掘及び磨き上げに取り組んでいきたいと思います。
引き続き、温かい目で見守って頂けたらと思います。
今後ともよろしくお願いします。
お問い合わせ
令和元年度三陸観光プランナー養成塾(第3回)開催レポート★遠野市・住田町
- 公益財団法人さんりく基金三陸DMOセンター
- 住所:岩手県盛岡市内丸10-1 岩手県商工労働観光部 観光課内
- 電話番号:019-629-5572
- Email:info@sanriku-travel.jp